院内設備
64列MDCT(日立製 Supria Grande)
従来のCTではX線を受ける検出器が16列ですが、これを64列と多重化することによって、同時に撮影できる断面数が増え、撮影時間も短縮されます。
16列CT装置までは、被検者の息止め時間や撮影範囲などの制約で、全ての検査をサブミリの画質で撮影できませんが、64列CT装置ではそれが可能です。
本装置の導入により撮影時間の大幅な短縮、及びX線被曝量の低下が可能となりました。
当院では、大病院のように検査のために予約で待たされることもなく、迅速な検査が可能です。
内視鏡検査機器(胃、大腸カメラ:オリンパス製 Optera)
先端にレンズが付いている細い管(内視鏡)で胃や大腸の内部を直接見る事ができる検査装置です。当院は患者様にやさしい細径内視鏡を採用しております。さらに、経鼻内視鏡も用意いたしました。大腸がん検診や、ポリペクトミー(ポリープの切除)も行っております。
さらに、PACSとも接続し、患者様にわかりやすい画像の説明ができるようになりました。
また、当院では、内視鏡洗浄機(ESPALⅢ)を導入、1回使用ごとに手洗い、機械洗浄を施行いたしております。
超音波診断装置(日立製 Avius)
超音波の反射を利用して乳腺や腹部の断面を画像にし、腹部臓器の形状、病変を診断する装置です。X線被曝の心配や苦痛はまったくございません。
当院のエコーは乳房専用のプローベも備えており、さらに、組織の歪みをリアルタイムに画像化し硬さの情報を表示するエラストグラフィも内蔵しております。
これにより精度の高い精査を心がけております。
X線画像処理装置(DR)
X線撮影された画像をコンピュータで処理を行い、軟部から骨部まで鮮明で安定した画像をつくることができる装置です。
また、撮影部位・目的によっては従来より少ないX線量で撮影できますので、X線被曝量を少なくすることができます。
従来のFCRからコニカミノルタ製DRに更新、より高精細で迅速なX線検査が可能となりました。
骨密度測定装置(DEXA法)
多くの医院で採用されている超音波法を用いた装置と比較して、非常に精度がよく、再現性にも優れており、より正確な診断が可能となっております。
検査方法は、検査用のベッドに臥位に寝ていただき、測定部位の位置を決め、ごく微量の放射線を使用し、腰椎と大腿骨をそれぞれ測定します。各部位の測定時間はおよそ1分程度です。検査時間は5~10分程度です。検査を受けられた方へは、検査結果をグラフや数値を分かりやすく記載した表をお渡ししています。
マンモグラフィ
当院に導入いたしました島津製の「SEPIO stage」は日本医学放射線学会の定める仕様基準を満たしており、かつ、線量3mGy以下で画質基準を満たしています。
さらに、医療用画像管理システム(PACS)には一般病院のものより高画質の5Mモニターを設置、より精度の高い読影に努めております。
X線撮影装置
当院では整形外科用X線撮影装置としてSiemens社のCios SelectモバイルCアームイメージングシステムを採用、より低被爆で高精度な手術を提供しています。